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2010年07月20日 フォーク修理_1


先週からネットでスパーダのフォークの修理のことを調べていました。

オイルシールがまだホンダにありそうなことも分かったし、フォーク修理に

必要な工具類も、修理方法もだいたい分かりました。

先週の月曜日にバイク屋に行ってスパーダのフロントフォークの

オイルシールとダストシールを注文しに行きました。

バイクやでパソコンで調べてもらったらホンダにシール類が

まだありました。

オイルシールとダストシールはセットで1500円でした。

左右2セット分を注文しました。

フォークオイルのことを聞いたらホンダが1リットル3000円ですが、

店の人が言うにはカワサキだったら1500円だそうです。

同じ10番で粘度も変わらないし、バイク屋さんも特に指定がない限り

カワサキを使用するとのことだったのでカワサキのオイル10番を

1リッター買いました。

それからバイク部品屋に行ってフォークオイル量=オイル液面調整用具を

4000円で、ホームセンターで六角レンチ17mmの代わりになる

長ナット150円、オイルシール打ち込み工具の代用品として40mmの

塩ビパイプ1m500円、パーツクリーナー2本 360円 

合計9510円を購入しました。


IMG_2166_QP.jpg
  < 今回買い揃えたものです。 >


ただ一つフォークのインナーとアウターの抜け防止用のボルトが

ネジロックで止まっているので外すのにインパクトレンチが必要とのこと

でしたが、これはさすがに高価なものなので、もし外れない時は

バイク屋さんに持っていけば有料ですが外してくれるとのことでした。

水曜日にバイク屋さんから電話がありシール類が入荷したとのことなので

取りに行き、一応必要なものが揃いました。

心配なのはインナーチューブの見えないところに大きな錆が

あるんじゃあないかってことです。


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  < オイル漏れ見えますか? >


朝からバイクのフロントフォーク外しです。

フロントをばらすのでレーシングスタンドでフロントを上げちゃいます。

フォークの樹脂製のトップキャップを外します。


IMG_2170_QP.jpg
  < トップキャップボルトを緩めます。 >


次にフォークのキャップボルトを17mmの六角レンチの代用の長ナット

で緩めます。

次が問題のインパクトレンチでなければ外れないボトムケースの

ボルトです。

ボルトに六角レンチを差込み、六角レンチにモンキーを挟んでおき、

手で持っています。

そのモンキーをハンマーで叩きインパクトレンチの代用で緩めます。

やりました! ハンマー1発で緩みました。

ボトムケースのボルトは緩むとフォークオイルが漏れてきますので手で軽く

締めておきます。

この2本はフォークを外してから緩めようとするとフォークを押さえるのが

大変になっちゃうのでフォークがバイクに取り付けられている時に緩めます

次にフロントのディスクブレーキを外します。

まずフロントフェンダーと一緒に固定されているブレーキホースを外します

次にベレーキベースごとブレーキを外しちゃいます。

外したディスクブレーキはプラプラと遊ばせておくとブレーキホースに

ストレスがかかったりあっちこっちにぶつかって傷をつけちゃいますので

ラジエターキャップにテープでグルグル巻きにして固定します。

次はタイヤの取り外しです。

スピードメーターワイヤーを固定ビスを外しメーターギアから抜きます。

フロントアクスルシャフト締めボルト4本を緩めます。

アクスルボルトを外します。

アクスルシャフトの丸穴にドライバーを刺して回しながら引き抜きます。

これでフロントタイヤが外れます。

あとはフォークを固定しているロワー側のボルト2本とアッパー側の2本と

ハンドルをフォークに固定してる六角ネジ4本を緩めればフォークは

抜けますが、右側のアッパーブリッジ側のボルトがフロントブレーキホース

が邪魔で緩みません。

フロントブレーキレバーとフロントブレーキタンクごとハンドルから

外しちゃいました。

外した物はハンドルにテープ止めです。


IMG_2209_QP.jpg
  < フォークを抜いちゃいました。 >


ハンドル固定六角ボルトを4本緩めてハンドルをフォークから抜いて

まいます。

フォークのTOPにフォーク位置出し用のスプリングリングがフォークの

溝にはまっているので手で外しちゃいます。


IMG_2193_QP.jpg
  < フォーク無しのフロントビューです。>


TOPブリッジとボトムブリッジのフォーク固定ボルトを緩めます。

勿論片手でフォークが落ちないように持ってってね!

意外とあっさりとフォークは外れました。

外したハンドルを針金やテープを使って勝手に動いてしまわないように

押さえちゃいます。

さあここからフォークの分解です。

フォークのTOPキャップボルトを外します。

フォークの中にはスプリングが入っていますのでキャップを飛ばさない

ように気を付けながら外します。

トレイにフォークからフォークオイルを抜きます。

汚いあずき色です。


IMG_2186_QP.jpg
  < 抜いたフォークオイルです。 >


やっぱオイル漏れを起こした右側の方が黒っぽい色をしています。

ワッシャーとパイプカラーーそしてスプリングを取り出します。

先ほど緩めておいたボトムケースのボルトを外します。

インナーチューブの中からフォークピストンとリバウンドスプリングが

インナーチューブから出てきます。

ダストカバーを外します。

オイルシールの上にあるストップリングをマイナスドライバーで慎重に

外します。

これでアウターチューブとインナーチューブを外すことができます。

アウターチューブとインナーチューブを左右の手に持って勢い良く

抜きます。

スコーンって感じで抜けました。アウターチューブの中から

オイルロックピースを取り出します。

これでフォークのバラシは完了です。


IMG_2180_QP.jpg
  < フォーク2本バラシ完了です。 >


外した部品を見るとオイルロックピースにちょっと傷があります。

これはアルミなんで紙やすりで簡単に磨けます。

次にインナーチューブを見ると、右側のオイルシールに当たる部分に

いっぱい錆があります。

メッキが浮いて1mmくらい盛り上がっています。

ひどい! こりゃあ新しいインナーチューブがないとだめかもです。


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  < インナーチューブに大きな錆が! >


左側のインナーチューブにも何箇所か錆が出ています。

でもこちらはなんとかなるレベルのようです。

どちらにしても代わりのインナーチューブがないので錆落としとホーロー

修復剤での修復しか手がありません。

ウエスで油を拭いてからパーツクリーナーで脱脂します。

右側のインナーチューブの錆びたところを紙やすりで磨きます。

錆た部分を時間をかけて磨いて落とします。

かなり大きな錆跡です。

他の錆ているところも紙やすりで磨いて錆を落とします。

錆落としだけで2時間以上かかってしまいました。

次にホーロー修復剤を錆を落として凹んでいる部分に塗りこむように

塗ります。

錆の部分にホーロー修復剤を塗りこんでから一晩乾燥させます。

インナーチューブはホーロー修復剤で真っ白です。


IMG_2183_QP.jpg
  < ホーロー修復剤で真っ白なインナーチューブです。 >


ホーロー修復剤は乾燥すると硬くなるので磨いて平らにするのが

大変そうです。

他の部品もパーツクリーナーで脱脂して異常がないかどうか見ます。

他の部品は異常がないようです。

まだフォークの修理は先が長いので今回はここまでとさせてください。

次回に続きます。







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コメント

甲府のおっちゃんへ。

誰が甲府のDAYTONAってだあれ?
甲府のおっちゃんなら知ってるけど!(笑)
バイクころころ換えているんだから、その度に名前変えるんじゃあ大変だねえ!
インナーチューブ錆び凄かったよ!
錆び落としだけで疲れました。
その内に新しいフォーク捜さなきゃあ!
油面はオイルがちょっと柔らかいって情報だったんでちょっと高めにしました
DAYTONA早く見たいなあ!
手垢でガソリンタンクとカウリングをベタベタにしちゃうでえ!
中型車はどうですか?
GSXは忙しいみたいだよ!
また走りに行きたいねえ!
R6が気になって調べたけど高くて買えないや。
いつもブログ見てくれてありがとうねえ!

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No title

おおっ、いよいよ手術再開ですか?
早く完治するよう祈ってます。
私も以前のバイク(XJR1300)で2回フォークオイル交換しました。
思ったより簡単でしたよ。ただ、洗浄して古いオイルが抜け切るまで丸1日我慢・・。
油面は好みにより調整もしました。
完成したら、またどこかに行きましょう!
GSX1400も少しはメンテするよう助言してあげてください。

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京一さんへ。


趣味ですから うちの大蔵大臣が予算組んでくれませんから、
ない予算でやるには自分でやるしかないんだよう!(悲)

京一さんはいい加減なプロに出会ったようですが
自分でやるのもかなりいい加減っぽくなっちゃうから
心配ですよう!

いつもコメありがとうです!
これからもよろしくです。


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すごいですね~!

なんかもうひでちぃさんの行動力ってか、
根気とやる気に脱帽です。(^◇^)ゞ

私たちくらいの年齢になると、
『金出して直してもらう』って、
安直に考える(ま、そりゃそうなんだけども。笑)人が、
大半なんですが、
経済的な事情もありますが、
やっぱり自分の物は自分で直す、手入れをする、
ってのが一番ですよね。

ここ数年、車業界でいい加減なプロに出会って、
ちとイメージダウンしてるもんで、
私もできる限りは自分でやろうかなと、
ひでちぃさんを見て思いを強くしています。
続きも楽しみにしていますね!

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ryo.abarth さんへ。

こんちゃ!
お久だねえ!
なんとかやってみようと思ってチャレンジです。
しかしインナーの錆びは予想以上だったよ!
その内にフォーク捜さなきゃあいけんかも!
ryo君のスパーダも手入れ大変そうだねえ!
しかも2台だからねえ!
お互い頑張ろう!

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フォーク!

ボンジュール!

OH大変そうですね
オイラも弐号機のフォークOHは自力でやってみようと思います!!

初号機の方のフォークは、錆びが広がらないようメンテしてます
来週スプロケとチェーン交換して来ますww

続きも頑張ってくださいね!

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弾猫さんへ!

こんちゃです。
かなりはしょって書いてるんであんまり参考にならないんじゃあないんですか?
もっとちゃんと書いてる人がいますから、そっちを調べてねえ!
ひでちぃはあんまり信用でけまへんでえ!

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No title

はじめまして。
私もSPADAに乗っている弾猫と申します。

自分のSPADAも走行距離2万走っていて、遠からずフォークのOHをする必要が出てくると思いますので参考にさせていただきます(^-^)/

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